月次決算書と経営計画書が商品です。

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目標があると

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経営計画書を作ると絶対に儲かるとは言いきれませんが、黒字になる確率が高くなります。

 

それは・・・

 

人間というものは、目標があると、それに向かって努力するという不思議な動物だからです。

 

経営計画書で利益計画や販売計画を作り、毎月の目標数字を設定し、当月分と累計で計画と実績を比較し、チェック。

 

不足額があればそれをどのように挽回して目標を実現するか?

 

その努力をするのが人間なのです。

 

 

チェック!重要です!

決算書とは?

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企業は毎年1回、必ず決算をしなければなりません。

決算とは、企業が一定期間内の経営成績や財政状態をまとめる一連の作業のことをさしています。

企業は決算期に帳簿を締め、決算書を作成します。

年次決算をいわれ、法律で義務づけられています。

税務申告をする際にこの決算書が必要だからです。

 

決算書は『損益計算書』と『貸借対照表』の2つをさします。

 

損益計算書

ある一定期間における企業の経営成績を記したものです。

一定期間のうちにいくらの収益があり、またその収益をあげるためにいくらの費用を使ったかを書き記しています。

 

貸借対照表

ある一定時点における会社の財政状態を記したものです。

決算時点で会社にどれだけの現金・商品・土地・設備といった財産があり、またそれらの財産を購入するためにどれだけの資金を投下しているのかを書き記したものです。

 

以上の通り『決算書』とは、極端に申せば税務申告のため・金融機関への融資依頼のために作成されるもので、社長が経営の指標とするためにあるものではないようです。

ですからそこに書き記された内容を社長自身が知らなかったり、意味がわからなかったりという本末転倒が起こり得るのでしょう。

経営計画は会社の未来を社長が中心として作り上げていくものです。

そのためには会社の現在の実態、過去の経緯をしっかり把握しなければなりません。

残念ながらその経営資料となるのは決算書しかないのです。

まずは『決算書』をある程度理解してください。

社長は経営の実践者ですから、学者や会計士など専門的な知識・分析力はいりません。

最低限の知識だけで結構です。

経営は経験の科学である

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経営は経験がものをいいます。

どんなに勉強ができ、論理的であっても、経営が上手で、うまく行くかというと必ずしもそうではありません。

経営は成功の経験と同じように、失敗の経験を数多く必要とされるのです。

致命的にならない程度の小さな失敗の経験を、若い頃に持つことは特に重要です。

経験不足では、長く売上を伸ばし、利益を確保することは難しいのです。

しかし、人間は限られた時間の中でしか体験を積むことはできません。

そこで、書に頼り、師に指導を受け、また貴重な経験をした体験者に話を聞くことが非常に大切になります。

それが、失敗体験をしないで経営を間違えない、会社を危うくしない方法なのです。

 

 

そんな貴重な体験を聞くことができる場がありますか?

そんな話を聞ける人がいますか?

そういう場や人を探すのも経営なのかもしれません。

倒産しない経営とは

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こんな企業経営が会社を潰す条件です!

  1. 経営者の高慢・経営能力の過信
  2. 社員教員の不備・欠如
  3. 事業目的・目標・計画性の欠如
  4. 業界情報の不足と環境変化への対応不備
  5. 新製品の欠如・技術開発の遅れ
  6. 家庭不和・同族経営の弊害
  7. 公私混同と経営哲学の欠如
  8. 決断力・実行力の欠如
  9. 計数管理の不足と勉強不足
  10. ワンマン・反省心の欠如

これは事業に失敗した経営者・社長の経験から偽らざる本音だそうです。

失敗を知ることも大切とのこと。

倒産しないまでも事業の失敗を別の角度から見ると

  1. 商品・サービスが時の流れにあわないこと
  2. ランチェスター法則等の経営の勉強をしてないこと
  3. お客様志向でないことで信用お失墜してしまうこと
  4. 競争力が弱いこと。商品に競争力がないため、価格競争をしてしまうこと
  5. 社長や会社、事業に魅力を感じないため人材が集まらないこと
  6. 財務体質が弱く、不慮の出来事に対応できないこと
  7. 社長が数字に弱く、貸借対照表が読めないこと

ドキッ来たら経営計画書を!

 

 

事業の成長拡大とは

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拡大成長とは

  1. 前年よりお客様を増やすこと。
  2. そのお客様に前年より売価の高いもの、粗利益の多いものを買っていただくこと。
  3. 社員(人)・設備(もの)・資本(金)の質と量をその成長にあわせること。

 

この哲理を実行するためには新規のお客様を開拓し、新事業・新サービス・新商品開発に挑戦し、人を集め資本の充実に励み、設備の革新を成し遂げなければなりません。

もしもあなたの会社のお客様の数が、去年100社で今年も100社であれば、そして去年と今年の売価と粗利益が同じであれば、あなたの会社は給料さえも上げられないということです。

 

多くのお客様を集めるテーマパークでも、大型スーパーマーケットでも、街中の小さな小売店でも、下請けの会社でも、規模が大きくても小さくても、見込みでも受注でも、メーカーでも商社でも、古くても新しくても、業種や業態が違っても、どんな地域でもこのことは変わりません。

お客様が増えていれば会社は成長拡大し、お客様が減っていれば会社は衰退していくのです。まれにお客様が増えていないで成長拡大している会社があるとすれば、それは去年より『売価の高い粗利益の多い商品を売ったか、数量が多く出るものを開発した』からです。

拡大成長とは、前年より売上が増え、利益が増え、お金が増えることです。売上が増えても利益が減ったり、お金がなくなるのは膨張拡大です。

 

節税節税で利益を出さないことは、拡大成長を妨げてますよ!

会社がどうあるべきか、どう成長してゆくべきなのか、しっかりと計画を立てて実行すべきです。

そこに経営計画書は必須です!!

事業承継=M&A?

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事業承継という言葉で検索すると、ヒットするのはM&A絡みのサイトばかり。

なぜ?

M&Aは儲かるんです!

M&Aの報酬は数千万から数億になることも。

 

 

 

でも・・・

それって事業を承継していることになるのでしょうか?

そこに大きな疑問があります。

創業者が会社を設立し、引退時には売却するという計画であればM&Aは最適かと思います。

ですが、会社を継続していってもらいたいという思いがあれば真逆のことになってしまいます。

 

 

会社を引き継いだ方が、その会社を存続させるには創業者の思いも引き継ぐ必要があります。

そんな創業者の思いはどのように伝えるのか???

 

 

経営計画書に文字で残す!

 

 

経営計画書こそ事業承継の第一歩だと思います。

どんな方向性に進んでいってもらいたいのか?どんな規模を目標としてもらいたいのか?何を大切にしていくのか?そういった内容が文章として残っていれば、後継者も迷うことなく経営していけると思います。

経営計画書は魔法の書なんです。

なぜ経営者は経営計画書を作るのか?

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一倉定

社長が、自らの未来像を明示せずに、社員はどうして自らの未来を考えることができるのか。 

社員の最大の不安がここにあるのだ。 

この不安を取り除いてやることは社長の責任である。これは、経営計画書を作ることによって自然に実現するのである。だからこそ、経営計画書をつくり、これを発表したとたんに会社が変わってしまう。 

経営計画書こそ、社長自身を、本当の意味で事業経営に目覚めさせ、自らの心に「革命」を起こさせるものである。同時に、社員に対しては、会社の将来に関する不安を解消させ、社長を信頼し、希望にもえて働く意欲を心底から起こさせる、という心の「革命」を起こさせるものである。 

経営計画書こそ、まさに「魔法の書」と言えるものである。

 

(中略)

 

目標は「その通りにいかない」からこそ必要です。 

それは、社長の考えとお客様の要求との食い違いを社長に教えてくれるものだからです。 

目標と実績との差の意味するものを読み取って、誤りのない方向を見つけ出すことが重要です。