月次決算書と経営計画書が商品です。

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営業外損益を計画する

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本業から生み出される利益が営業利益。

 

営業利益に財務活動などの損益を加味して生み出されるのが経常利益。

 

この財務活動など、本業以外で突発的なものや過去の修正ではないものを営業外損益といいます。

 

この計画は計画的にできます。

 

  • 営業外収益は前期の実績を目安にし、当期の要因があればそれも加味する。

 

  • 営業外費用は、当期1年分の借入金返済予定表を作成し、利息を計算し、新たな投資予定(機械購入、自社ビル建設などによる金融機関からの借り入れ)があればその金利も加味する。

 

 

ご利用は計画的に!ってフレーズは、予定が立てやすいから使われてるのかもしれません。

経常利益を計画する

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経常利益とは、収益から費用を差し引いた残りではなく、会社の存続という絶対命令を果たすために、最低限確保しなければならない事業存続費です。

 

 

 

ホリエモンが『ケイツネ』なんて言ってましたが、この経常利益を計画することから始まります。

 

 

 

目標利益を計画する際の考え方

  1. 1人あたり100万~200万円を基本とする
  2. 過去の実績数値が黒字であれば、推移から見込む
  3. 過去の実績数値が赤字であれば、利益をゼロにもっていくか、累積赤字を埋める
  4. 年間の借入金返済総額、配当、役員賞与、内部留保を決め、税金を考慮して逆算する
  5. 目標粗利益額の何%というように決める

 

 

 

どれを選択するかはそれぞれの会社の事情でよいと思います。

私は4の借入金返済総額からアプローチすることが多いです。

 

 

 

経常利益の額の決定は、どこの社長も意欲的です。

経営を良くしたいという思いが数字に込められています。

しかし、この経常利益の決定が会社の必要売上高を決めてしまいます。

 

 

 

事業存続費なので、達成しなければいけないんです!

その決意を持って計画してますか?

経営方針にのっとった利益計画の作り方

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経営計画とは、社長を中心として会社の未来を作り上げていくことです。

 

そのためには、まず自社の現状を分析して、会社の実態を過去の実態と過去の経緯を社長自身が把握しなければなりません。

 

その資料が決算書です!

 

利益計画とは、決算書などの会社の実態を表した数字をもとに、目標損益計算書を作成していくことです。

 

会社が生き残るために必要な利益はいくらか?

 

利益からアプローチしたことありますか??

 

売上目標を立てる会社は多々ありますが、いくら利益が必要なのか?という目線で目標を立てる会社は少ないです。

 

 

利益計画は以下の手順で作成します。

  1. 経常利益を計画する
  2. 営業外損益を計画する
  3. 内部費用を計画する
  4. 必要粗利益を計画する
  5. 必要売上高を計画する

 

利益計画は、未来に対して会社が生き残るために、最低限必要な利益はいくらか?というところから出発します。

 

利益計画は逆算なのです!

魂を入れましょう!

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『社長は自らの経営理念に基づく我が社の未来像をどのように実現するか、という基本的な行動指針が方針書である。

 

これが経営計画の魂なのである。

 

経営計画書が本物かニセモノかは、社長自ら筆をとった方針があるかどうかで決まるものなのである。

 

だからこそ、方針書は経営計画の絶対条件である。』

 

一倉定

 

 

 

経営計画は数字による目標だけ立てても何位にもならない。

 

目標は仏にすぎず、魂ではない。

 

仏を作っても魂を入れないのでは、生命を持たないということです。

 

 

 

目標を明確に立て、そこからの逆算により達成することは素晴らしいことです。

 

そこに魂がこもっていればその達成のプロセスも、今後の未来も素晴らしいものになりますよね。

社員の処遇

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経営計画書において、方針書が大切というのは前回書きました。

 

では、その方針書を書くには、自分の会社の事業構造をしっかり把握する必要があります。

 

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※事業の構図

 

経営者自らが自社の使命感・経営理念を作成し、それを実現するための未来像を長期事業構想として

  1. どんな事業をしていくか
  2. どのくらいの規模にしていくか
  3. 社員の処遇はどうするか

を書きます。

 

必ず書かなくてはいけないのが社員の処遇です。

 

社長の経営戦略や経営方針を実施するのは誰ですか?

 

社員の未来を約束してあげないで、社員はその方針を実施してくれますか?

 

社員の処遇はとても重要です。

 

 

 

目標が達成されない理由

  1. 社長の戦略が間違っていたため、結果が出なかった。
  2. 社長の戦略を社員が実施しなかったため、結果が出なかった。

この2つです。

 

人を大切にする経営が、発展するための重要な要素です。

経営方針書

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中小企業で伸びる会社と、そうでない会社の違いって何だと思います?

 

 

ズバリ!

社員とその家族を大切にしているかしていないか!

 

 

です。

 

 

以前は景気も良く、お仕事は多くありましたが、現在はそこまでの景気を維持できてません。

 

そんな中、社員の労働意欲をわかせるのは、この会社で働くことで明るい未来が実現できるかどうかだと思いませんか?

 

明るい未来を思い描けない会社では、頑張れる気がしません。

 

経営者のみ裕福な生活を手にするのはそぐわない時代です。

 

社員の未来、その家族の未来も含めてどんなビジョンなのかを伝えることが、その会社で働いてもらえる一番の原動力になります。

 

こんな明るい未来を一緒に実現しませんか?

 

それを伝えるのは経営計画書です。

 

その中でも経営方針書というのが重要になります。

 

社員を大切にすれば仕事も頑張ってもらえる。

 

仕事を頑張ってもらえれば会社も大きくなる。

 

会社が大きくなれば安定が生まれる。

 

安定が生まれれば、より多くの還元が社員にできる!

 

そんなサイクルで運営したいものですね。

数字だけではダメ!

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多くの中小企業では経営計画書を作っていません。

 

作っているところでも、売上計画や販売計画などの数字のみのものが多いです。

 

『数字目標は仏であって魂ではない。仏を作っても魂を入れないのでは生命を持たない。経営方針が経営計画の魂なのである。社長は自らの経営理念にもとづくわが社の未来像をどのように実現するか、という基本的な行動指針が方針書で、経営計画が本物かニセものかは、社長自らが筆をとった経営方針であるかどうかで決まる』

一倉定

 

具体的に経営方針を作成するコツは?

 

目標をするべき会社の経営計画書を入手し、自社でできるところをパクる!

 

1からコツコツなんて、時間と労力がかかります。

 

いいところは真似て、それを進化させていけばいいんです。

 

経営計画書という響きが難しいものだと思わせますが、できるところをパクるのは誰でもできますよね?