先代と後継者
中小企業では、社長が引退したにもかかわらず、その会社に来て意見したりすることが多々見受けられます。
でも、引き継いだ後継者が社長であり、社長の意見も大切です。
先代と社長、どちらの意見に従うべきでしょうか?
正解は、お客様に聞く!
その会社がどうあるべきか、商品がどうあるべきかの意見はお客様が支持してくれる方にするべきです。
本当の支配者は誰なのかを考えてみてください。
お客様に喜んでもらえるように事業を行っていると思います。
そのお客様を無視して先代だの社長だの言ってる場合じゃありません。
先代も社長も自分の意見をゴリ押しするのではなく、お客様のニーズに合わせ、時代とともに進化していくことが必要です。
先代の思いや志は引き継いで、あとは時代に合わせてアップグレードしていきましょう!
先代の思い、志は経営計画書へ
2021年版作成中です。
事業計画・利益計画はエクセルではなく手書きで作りましょう
事業計画・利益計画、作ってますか?
人間は目標があるからこそ、それに向かって努力できる生き物なんです。
会社も同様に目標を持たないと成長しません。
ですから事業計画・利益計画は会社の成長のために欠かせないものなんです。
では、誰が作りますか?
経理社員に任せて終わりですか?
会社の未来は社長自ら計画を立てないとおかしいです。
そして、その計画を立てるためには自社の事業構造を理解しておく必要があります。
Q:利益を2倍にするにはいくらの売上が必要ですか?
Q:1人採用するとしたら、いくら売り上げを稼げばいいですか?
Q:もし値上げをしたら、利益がいくらになるかわかりますか・
Q:その設備投資は、年間いくら稼げば採算取れますか?
この質問に対する答えが曖昧な経営者は、自社の事業構造の把握が薄いと思います。
事業構造をしっかり把握し、自分の頭で考え、手書きで計画書を作って見てください。
きっと今期の目標がしっかりと頭に叩き込めると思います。
Excelがダメというわけではありません。
手書きすることで記憶に残るはずです。
読むことは人を豊かにし、話すことは人を機敏にし、書くことは人を確かにする。
イギリスの哲学者、フランシス・ベーコンはこんな言葉を残しています。
書くことの大切さはここにあります。
ペーパーレス時代に何を言ってるんだ!と考えず、手を汚して計画を立ててみてください。
明確が目標があればあるほど頑張れると思います。
事業構造は未来会計図でお教えします。
粗利益率、原価率、労働分配率、損益分岐点などなど、一目瞭然の図表です。
毎月の月次決算で内容のご説明をさせていただいております。
経営者は現場へ!
中小企業は差別化が必要です。
そのためにはお客様の声を聞くのが重要です。
経営における出発点は、お客様・市場の要求であり、まだ現存化されていない不平・不満である。
だから、優秀な経営者はお客様訪問をする。
社長室でふんぞり返ってたって利益は生まれないんです。
社員に影響を与えるリーダーになるには、お手本となるべき姿勢を見せるべきです。
ここで大切なのが、頻度です。
常日頃から現場に足を運びお客様の声に耳を傾けている社長と、現場に行くことは行くが、その回数は年に数回程度という社長では、どちらがお客様の本音を聞き出せると思いますか?
おそらく、年に数回しか来ない社長に対して、お客様は本音は言わないのではないのではないかと思います。
社長は現場へ!
できそうでできない簡単な事です。
そんな社長へ、成績表をお作りしております。
会社が銀行目線でどう評価されているのか?また、中小企業としてどのぐらいの評価をされているのか?をお知らせします。
関与していない会社についても、2期間の決算書をいただければ無料で作成し、お渡しします。
まずは自分の会社の評価を知ることも、経営には必要な事です!
戦術の前に
最近は、SNS、BtoB、BtoC、、PLC、サブスク、インバウンドマーケティング、クラウドソーシングなどなど、横文字をよく耳にします。
これらは経営手法やビジネスモデルの例ですが、活用する土台として大切なものが理念、ビジョン、戦略なんです。
流行りの横文字で経営を円滑にしていこうと考えても、そもそもの土台ができてなければ意味がないのです。
理念
我が社の社会に対する根本的な考え方
誰のため、何のため
→なぜその仕事をやっているんですか?なぜその商売なんですか?なぜこの地域でやっているんですか?なぜこのビジネスモデルなんですか?なぜこの事業を立ち上げたんですか?なぜこの事業を引き継いだんですか?
ビジョン
我が社の使命が実現した時の状態
→その想いが実現した時、お客様や地域や業界などなどがどうなりますか?
戦略
我が社の方向性・順番・お客様に選ばれる理由・ライバルとの差別化
→なぜ、他と違って御社なんですか?
市場を知る、お客様を知る、お客様の悩みは?その悩みに対して何ができるの?ライバルはどのような対応をしてるの?
どんな長距離を走るにしても、1歩目があります。
その1歩目の方向性が間違っていたらゴールは遠のきます。
土台を大切に。
未来会計図で戦術のアドバイスをさせていただいております。
評価制度の効果
社員のモチベーションが低いことに悩み、100万円かけて評価制度を導入したが、半年経っても社員のモチベーションに変化なし。
こんな経験をされている社長さんはいらっしゃいませんか?
ズバリ!評価制度は社員のモチベーションに直接的な影響を与えません。
評価制度は間接的なものなのです。
社員のモチベーションが高い企業と低い企業とを3年間ヒック研究した結果、人事制度や給与制度はほとんどモチベーションに影響を与えないことがわかりました。
では、何が影響を与えるのか?
リーダーの人格です。
経営者や上司への信頼が薄れた時に最もモチベーションが低下することが判明しました。
そんな制度を作るのかではなく、どんなリーダーがいるかが大事であって、経営者が自分自身を変えず自分以外のものをいくら変えても会社は良くなりません。
ここで考えられるのは2代目問題。
事業を承継する際に、社長の息子が適任なんでしょうか?
会社内で多くの部下から信頼を得ている人を後継者にするべきではないでしょうか?
息子さんを2代目にすることで、社員のモチベーションは低下しないでしょうか?
社長の息子さんが後継者という事が間違っていると言っているのではありません。
会社をうまく運営していくうえで、社員のモチベーションは大切です。
そのモチベーションをキープできる人材は誰なのか、しっかりと見極めてください。
経営計画書で社長の思いを伝えましょう!
セミナー参加
最近思うように売上があがらない。
原因は営業力。
そこで、社員教育に力を入れ、社員にセミナーを受けるようにした。
しかし社員の士気は下がり、売上は上がるどころか下がってしまった・・・。
こんな経験ないですか?
これは、ある程度軌道に乗っている会社がよく陥りやすいパターンです。
なぜ士気が下がったのかわかりますか?
『何のために』という使命感・理念を共有できていないからです。
セミナーを受けて、売上上げても自分の給与は上がるの?
頑張って儲けたところで、いい思いをするのは社長だけでしょ??
研修に回すお金があるなら、給与や賞与が少しでも増えたらいいな・・・、なんて思われていては士気が上がらないのは当然です。
社長は、会社を存続させたいとお考えでしょうが、社員は頑張ったらどうなるか(=未来像)を知りたがっています。
なので、社員が頑張って利益が増えた場合にどのような恩恵があるかを文章にして共有しておく必要があります。
会社も良くなり、自分も良くなるという事を伝えるのが大切です。
経営計画書の作成をサポートさせていただいております。
財務体質
家賃の支払いがもったいないと思い、約5000万円の借り入れをして土地を購入。
これで家賃分の利益が出ると喜んでいたのだが、気づけば預金残高が減少している。
こんな案件、よく耳にします。
原因は、利益が増えたことにより、税金も増えます。
そして、多くの人が勘違いしているのですが、借入金の返済は経費ではありません!
借りたものを返しただけで、経費とは違うんです。
前の記事でも書きましたが、不動産に手を出すのは、慎重にならなければなりません。
まだ、製造会社で、工場を作って製品を増産するというのであれば話はわかります。
工場は利益を生み出す源泉となるからです。
でも、本社を建てても、賃貸で借りていた時期に比べ、新たな利益を生み出す源泉とはならないのはおわかりいただけると思います。
利益を生み出さないものへの投資がいかに無駄かは想像つくのではないでしょうか?
絶対に本社を建てないでくださいという話ではありません。
財務体質がしっかりしているのであれば、そういった投資をしても問題ないでしょう。
では、しっかりした財務体質とは?
多くの経営者が損益計算書で判断してしまっています。
今期は利益が出たから、我が社は儲かってる!といった感じで。
実際見るべきは貸借対照表です。
現金預金がいくらあるか把握していますか?
期首の現金預金残高より、期末の現金預金残高の方が多いですか?
そして、現金預金は資産全体の何%を占めていますか?
自己資本比率は何%ですか?
この数値を見て、財務体質がいいかどうかを判断すべきです。
そんな判断のサポートをさせていただいております。