月次決算書と経営計画書が商品です。

未来会計コンサルタント  経営計画コンサルタント

事業構造とは?

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前回、未来会計図で変動費と固定費を大雑把に把握しましょうという記事を書きました。

その目的は粗利益率が何パーセントなのかを知っていただきたいというところにあります。

 

変動費売上が2倍になると、正比例して2倍になります。

それに対して、固定費というのは売上に比例しません

売上が2倍になった時、家賃って2倍になりますか?

売上が2倍になった時、お給料は2倍になりますか?

この固定費を回収するためにはどうすればいいのかを考える必要があります。

その際、知っておくべきは粗利益率なんです!

 

粗利益=取り分です。

これは業種によって違います。

士業やコンサルタント系の職種は 100%

美容系 90%

飲食業 70%

製造業 50~60%

小売・卸売業 20~30%

上記はあくまでも目安であり、絶対値ではありません。

また、粗利益率高いのがいいとか、低いのが悪いとかいう問題ではありません。

この粗利益率の範囲内で戦略を立てる必要があるという事です。

 

御社の粗利益率は何パーセントですか?

そして、固定費はおいくらですか?

固定費を粗利益率で割り戻してみてください。

 

固定費 ÷ 粗利益率

 

すると・・・

今期の目標売上が見えてきますよ!

 

 

そんなアドバイスをさせていただいております。

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損益計算書を理解するために

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会社の損益を把握するために損益計算書が作成されます。

ですが、この損益計算書の内容をバッチリ理解するのは難しいです。

また、この損益計算書貸借対照表がうまくつながっているという事を理解するには、簿記の知識がないとかなり難易度が高いです。

 

そんな状況で毎月の損益を社長に報告しても、単純に儲けがいくらだったのかを把握することはできますが、事業構造の把握には至らないことが多々あります。

そこで当職では、損益計算書を簡単に理解するために未来会計図というものを活用しております。

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確定申告の際、税理士さんに作ってもらった決算報告書をお持ちください。

まず記入していただきたいのは左上の売上高です。

次に右下の経常利益を記入してみて下さい。

この2か所は単純に数字を転記するだけなので問題ないと思います。

 

では、変動費と固定費についてです。

 

損益計算書では多くの勘定科目が使われており、なかでも費用については販売費一般管理費の中にたくさんあり、他にも売上原価や営業外費用に散らばっております。

未来会計図では、これらの費用の総額を変動費と固定費の2種類に分けます

 

変動費・・・仕入高、材料費、外注費の合計額を記入してください。

固定費・・・総費用から変動費を差し引いた金額を入力してください。

 

数多くの費用を細かく把握する必要はないんです。

変動費と固定費を把握していただければいいだけです。

 

すると、粗利益額という欄がまだ埋まっていないと思います。

ここは、売上高から変動費を引いた数字を記入して下さい。

 

その後

変動費÷売上高=変動比率

粗利益額÷売上高=粗利益率

が把握できます。

 

この、変動比率と粗利益率を把握することでいくら売上をあげると損益分岐点に達するか、固定費から考えるとこの固定費を賄うためにはいくらの売上高をあげればいいのかがわかります。

 

費用を細かく考えず、大雑把に2種類だけ把握して下さい。

今回はこれがポイントです。

 

 

 

未来会計図で会社をサポートしております。

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熱量の違い

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社長のやりたいと思うことを社員に命じても、それ意味ある?とか、なんでやらなきゃいけないの?とか、効果あるの?なんて意見が出てしまうのは多々あるかと思います。

やる側とやらされる側では熱量が違うんです。

社長の思いを100%理解できる人なんて、そうそういるもんじゃないです。

まずはこの大前提を理解し、どう伝えていくかが重要です。

 

3つの対処法

 

1.理念教育

・仕事の意義の確認

→そもそもなぜその仕事をしているのか?なぜその商品、サービスが必要なのか?仕事の意義を社長自身が落とし込んでおく必要があります。落とし込めていないと伝わらないんです。

 

 

2.尊敬される上司

・率先垂範

・現場主義

→何を言うかではなく、誰が言うかというのがとても大事です。伝える人が手本となるような人でなければ、やらされているという感覚になってしまいます。これ、やっとけ!ではなく、社長が現場で率先して背中を見せてあげてください。

 

3.明るい未来像の掲示

・事業、組織の未来像

・社員の未来像

・数字でのシミュレーション

→経営計画の本質です。この事業をやると、みんながこのように幸せになるんだよ!という事を説明してください。数字はとても伝わりやすいものです。この仕事をこう頑張ればこれだけの利益が出て、ボーナスもこうなって、うまく行けば決算賞与だって支給できるという、明るい未来があれば頑張れます。何度も書いておりますが、人間は目標があると努力できる生き物なんです。その目標を共有してください。

 

 

経営計画書を作成し、社員に配ることで、社長の思い、考えを共有できます。

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毎週1回でも社員全員で読み合わせをするなど、内容確認を習慣化させることも大切です。

 

 

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コントロール

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会社が大きくなると、役割をつくろうとします。

すると業務が細分化されていき、業務数が増えます。

すると業務に人をつけようとします。(担当制)

業務が増えるほど人が必要となるんです。

 

パーキンソンの法則から大企業病について考えてみます。

 

第1の法則(成長の法則)

仕事が無くても社員の数は増え続ける

冒頭に記載している通り。

売上の大きさにかかわらず、役割というものが無駄な仕事を生み出すので、細分化させないことが大切なんです。

 

第2の法則(社員増加の法則)

ある資源に対する需要はその資源が入手可能な供給量まだ拡大する

具体的対策例:マニュアル、標準時間を設定する。

月曜の朝、1つの仕事について、期限を金曜の17時までと決めてしまうと、社員はその仕事を金曜の17時までかけて行います。

本来は2~3日で終わるような内容でも、余計な期限があると期限ギリギリまで仕事を伸ばしてしまうので、その仕事のマニュアル、標準時間が決められているのであれば、期限も適切な期限を設けられるし、作業自体もマニュアルに沿ったペースで進行できるということです。

 

第3の法則

支出額は収入に見合うまで増加する

生活費で考えてみてください。

収入が増えてれば、いい生活をしたいという欲が出てきませんか?

会社も同様、収入が増えると経費に対して緩くなってしまいます。

なんで、予算が必要なんです。

 

第4の法則(組織膨張の法則)

組織が大きくなれば複雑になり、煩雑さは衰退をもたらす

 

第5の法則(細事こだわりの法則)

組織はつまらぬ細かいことにこだわり、大事なことを軽視する

 

 

組織をコントロールする力が重要です。

成長中の中小企業は、成長には関連して難しいことが起こり得るという事を知っておく必要があります。

シンプルにコントロールすることが大拙です。

マニュアル、予算、利益計画はとても大切だという事です。

 

 

そんな成長を支援させていただいております。

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先代と後継者

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中小企業では、社長が引退したにもかかわらず、その会社に来て意見したりすることが多々見受けられます。

でも、引き継いだ後継者が社長であり、社長の意見も大切です。

先代と社長、どちらの意見に従うべきでしょうか?

 

 

正解は、お客様に聞く!

 

 

その会社がどうあるべきか、商品がどうあるべきかの意見はお客様が支持してくれる方にするべきです。

本当の支配者は誰なのかを考えてみてください。

お客様に喜んでもらえるように事業を行っていると思います。

そのお客様を無視して先代だの社長だの言ってる場合じゃありません。

 

 

先代も社長も自分の意見をゴリ押しするのではなく、お客様のニーズに合わせ、時代とともに進化していくことが必要です。

先代の思いや志は引き継いで、あとは時代に合わせてアップグレードしていきましょう!

 

 

先代の思い、志は経営計画書へ

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2021年版作成中です。

 

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事業計画・利益計画はエクセルではなく手書きで作りましょう

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事業計画・利益計画、作ってますか?

人間は目標があるからこそ、それに向かって努力できる生き物なんです。

会社も同様に目標を持たないと成長しません。

ですから事業計画・利益計画は会社の成長のために欠かせないものなんです。

 

 

では、誰が作りますか?

経理社員に任せて終わりですか?

会社の未来は社長自ら計画を立てないとおかしいです。

そして、その計画を立てるためには自社の事業構造を理解しておく必要があります。

 

 

Q:利益を2倍にするにはいくらの売上が必要ですか?

Q:1人採用するとしたら、いくら売り上げを稼げばいいですか?

Q:もし値上げをしたら、利益がいくらになるかわかりますか・

Q:その設備投資は、年間いくら稼げば採算取れますか?

 

 

この質問に対する答えが曖昧な経営者は、自社の事業構造の把握が薄いと思います。

事業構造をしっかり把握し、自分の頭で考え、手書きで計画書を作って見てください。

きっと今期の目標がしっかりと頭に叩き込めると思います。

Excelがダメというわけではありません。

手書きすることで記憶に残るはずです。

 

 

読むことは人を豊かにし、話すことは人を機敏にし、書くことは人を確かにする。

 イギリスの哲学者、フランシス・ベーコンはこんな言葉を残しています。

書くことの大切さはここにあります。

ペーパーレス時代に何を言ってるんだ!と考えず、手を汚して計画を立ててみてください。

明確が目標があればあるほど頑張れると思います。

 

 

 

事業構造は未来会計図でお教えします。

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粗利益率、原価率、労働分配率損益分岐点などなど、一目瞭然の図表です。

毎月の月次決算で内容のご説明をさせていただいております。

 

 

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経営者は現場へ!

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中小企業は差別化が必要です。

そのためにはお客様の声を聞くのが重要です。

 

 

経営における出発点は、お客様・市場の要求であり、まだ現存化されていない不平・不満である。

だから、優秀な経営者はお客様訪問をする。

 

 

社長室でふんぞり返ってたって利益は生まれないんです。

社員に影響を与えるリーダーになるには、お手本となるべき姿勢を見せるべきです。

ここで大切なのが、頻度です。

常日頃から現場に足を運びお客様の声に耳を傾けている社長と、現場に行くことは行くが、その回数は年に数回程度という社長では、どちらがお客様の本音を聞き出せると思いますか?

おそらく、年に数回しか来ない社長に対して、お客様は本音は言わないのではないのではないかと思います。

 

 

 

社長は現場へ!

できそうでできない簡単な事です。

 

 

そんな社長へ、成績表をお作りしております。

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会社が銀行目線でどう評価されているのか?また、中小企業としてどのぐらいの評価をされているのか?をお知らせします。

関与していない会社についても、2期間の決算書をいただければ無料で作成し、お渡しします。

まずは自分の会社の評価を知ることも、経営には必要な事です!

 

 

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