月次決算書と経営計画書が商品です。

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利益計画を作ったら、次は

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目標利益を設定して、そこから逆算。

そして、年間の計画が出来上がったら、次は販売計画です。

 

年間の計画ができたという事で、年間の売上高目標も設定できてると思います。

その売上をどのように達成していくのか?

簡単な計算としては1ヵ月いくらなのか。

そして1ヵ月が算出できたら1週間ではいくらなのか?

日販はいくらなのか?

といった感じで細かく設定していくと日々の目標が立てやすいです。

 

ですが、今回の販売計画は違う視点で作成していただきたいです。

・商品別販売計画

・得意先別販売計画

・担当者別販売計画

必要に応じてですが、この3つで計画を作成していくといいかと思います。

もちろん、不要なものは作成しなくても構いません。

例えば、食パン専門店で食パン1種類のみで経営してます!という会社ですと、商品別という考え方は無いかと思います。

ニーズに合わせて作成するのがおすすめです。

年間の売上設定を分解して、各商品ごと、得意先ごと、担当者ごとに計画してみてください。

先程も書きましたが、目標を細かく設定すると実現しやすくなります。

人間という生き物は、目標があると努力するんです!

利益計画で満足せずに、販売計画も実践してみて下さい。

次回、もうちょっと詳しい内容を記事にします。

 

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利益計画を作ろう③

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利益計画は経常利益から設定する!ということは、前回の記事で書かせていただきました。

では、その経常利益はいくらにするのがベストなのか?というのが今回のテーマです。

 

経常利益の使い道は

①税金(約30%)

②借入金の返済

③貯金

こんな感じになるかと思います。

切っても切り離せないのが税金です。

この税金も考慮して目標経常利益を設定してみてください。

 

具体的に経常利益の設定をいくらにするか?その方法は4つ。

①借入金返済額

②社員1人あたり利益

③黒字が継続している場合

④赤字が継続している場合

 

私の立場から提案させていただくのは①が多いです。

借入金の返済は、税引後の利益から捻出しなければいけません。

そのため、1年間に返済予定の金額は、必ず税引後の利益で賄わなければならないのです。

例えば、毎月50万円返済を1事業年度となると、600万円の税引後利益が必要になります。

その場合、600万円を70%(100%-30%)で割り戻すと

600万円 ÷ 70% = 約860万円

経常利益として必要なのは860万円になります。

 

借りたものは返す!これ、常識です。

そのために稼がなければいけない利益は?という考え方です。

借入金返済額は経費ではありません。

なので、税引後の利益を稼がなければならないのです。

 

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利益計画を作ろう②

利益計画を作成するにあたって、何もない状態で目標を定めろと言われても難しいかと思います。

そこでベースになるのが過去の実績です。

今期がまだ終わっておらず、来期の利益計画を立てようと思ってもベースが無いからと頓挫してしまっている方は、今期の数字を固めてみて下さい。

残り数か月、概算で構わないんです。

9か月経過しているのであれば、今期の数字を9で割ってみて1ヵ月あたりの数字を算出してみるのもいいかと思います。

季節的変動がある場合には、その1ヵ月あたりの数字を1.1倍とか1.2倍にするとかしてみるのもいいかとお思います。

 

ベースができたら来期の利益計画です。

そこで、やってはいけないこと!それは

売上から計画する事

です。

例えば、今期の売上が1億円だったので、もうちょっと頑張って1.1億円の売上を達成しよう!という考えです。

 

利益計画と言ってるんですから、利益(経常利益)から作りましょう!

前回の記事で、事業構造の把握が必要ですと言ったのは、ここに役立ってきます。

経常利益を設定したのであれば、その事業構造から逆算していけばいいんです。

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この未来会計図をサンプルに計算してみます。

経常利益の設定を1000とします。

固定費は前期とさほど変化しないものなので、3100とします。

すると、1000+3100=4100の粗利益額が逆算できます。

事業構造から粗利益率が62.4%なので、4100÷62.4%=6570という売上が算出されます。

 

利益を出すための計画なんです!

利益を大前提にしないとダメなんです。

入り口を間違わないようにしてください。

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汚い字でした(笑)

 

 

利益計画の作成をサポートしております。

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利益計画を作ろう①

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経営計画書を作りましょうと記事にしてきましたが、まず最初にやるべきは数字を作るという事です。

数字だと使命とか理念とかではないので取り掛かりやすくないですか?

単純に売上をいくらにしたいとか、利益をいくらにしたいかといった内容になります。

ただ、数字だけでは良くならないので、そこに経営者の想い、理念、使命感などを加えていきましょうという流れです。

 

 

大前提として、自社の事業構造を把握していますか?ということ。

 

 

変動比率何%ですか?

利益率何%ですか?

人件費はいくらですか?

固定費はいくらですか?

などなど。

 

 

この大前提をまずはしっかり把握しましょう!

利益計画のはじめの一歩はここからです。

 

 

頑張れば手の届くところ!がキーワードになります。

 

 

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月次決算書で事業構造をご説明させていただいております。

 

 

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5つの質問⑤

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第5の質問

われわれの計画は何か?

 

シンプルに考えると、これからどういう風に展開していくんですか?ということです。

将来、中期的な未来像。

5年間を1つの目安にするといいかと思います。

 

今までの質問は言語化

この質問は言語化+数値化というのが重要なポイントです。

今後どうなりたいのか?という想いを込めて言語化+数値化です。

 

1.基本

2.事業計画

3.利益計画

4.要員計画

5.設備計画

6.資本金計画

7.生産性計画

8.採算性

 

詳細はこの項目を考えてみてください。

そして、中期事業計画というものを実際に作成してみてください。

数字が気づかせてくれることは多々あります。

なぜ売上が増えているのに利益が増えてないのか?とか、人件費の成長が思っているより伸びてないとか・・・。

 

5つの質問をまとめていくと、経営計画書の骨格が出来上がります。

経営計画書というと、とんでもなく分厚いものを作らなければいけないと思われるかもしれませんが、A4用紙2~3枚でも構わないんです。

経営者が共有したいものを綴ることが重要なんです。

 

 

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当職では製本しておりますが、こうした方が見栄えがいいからという程度です。

形にこだわらず、内容です。

 

 

経営計画書作成をサポートさせていただいております。

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5つの質問④

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第4の質問

われわれの成果は何か?

 

 

第3の質問に続き、こちらも勘違いしていただきたくないこと。

成果とはお客様がどう良くなるか?ということです。

なので、売上、利益、社員数、支店展開といった事ではありません。

会社内部の事ではなく、会社外部に対する事を成果としております。

 

 

あなたの『お客様』が喜んでいるところをイメージして『自社の成果』を書き出してみてください。

いかに満足していただけるか?というところが成果になります。

 

 

なるさ会計の成果とは?

原理原則に則った正しい経営ができるようになる

数字に強い経営者・幹部・従業員が育つ

 

 

5つの質問は、正面から答えていくならば、必ずや各位のスキルと能力とコミットを進化させ、あるいは向上させていくはずである。ビジョンを高め、自らの手で未来を築いていくことを可能にするはずである。

P・Fドラッカー

 

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こちらの商品でサポートさせていただいております。

 

 

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5つの質問③

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第3の質問

顧客にとっての価値は何か?

 

勘違いしていただきたくないのは、特徴ではないです。

その商品サービスを提供することによって、お客様が感じる価値です。

 

お客様の目的達成のためにどのような手段を売るか?が求められています。

 

なるさ会計の顧客にとっての価値は何か?

月次決算・経営計画書を通じて未来が明るく見えるようにする

です。

 

月次決算・経営計画書は上で言うところの特徴です。

これらを用いて、どこに手を打つべきかを説明し、未来をご説明します。

未来が見えるとゴールが見えます。

ゴールが見えると逆算ができるようになります。

逆算できるようになると成果が出やすくなります。

すると、会社や従業員が幸せを実感できるようになります。

 

このような価値を提供させていただいております。

 

前回も、前々回も書きましたが、『自分の会社の場合』を思い浮かべ、『実際に書いて」言語化する!

頭に思い浮かべるだけではダメです。

是非ともペンを走らせてみてください。

 

5つの質問は、正面から答えていくならば、必ずや各位のスキルと能力とコミットを進化させ、あるいは向上させていくはずである。ビジョンを高め、自らの手で未来を築いていくことを可能にするはずである。

P・Fドラッカー

 

 

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月次決算では未来会計図で事業構造のご説明をさせていただいております。

 

 

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