なぜ経営者は経営計画書を作るのか?
社長が、自らの未来像を明示せずに、社員はどうして自らの未来を考えることができるのか。
社員の最大の不安がここにあるのだ。
この不安を取り除いてやることは社長の責任である。これは、経営計画書を作ることによって自然に実現するのである。だからこそ、経営計画書をつくり、これを発表したとたんに会社が変わってしまう。
経営計画書こそ、社長自身を、本当の意味で事業経営に目覚めさせ、自らの心に「革命」を起こさせるものである。同時に、社員に対しては、会社の将来に関する不安を解消させ、社長を信頼し、希望にもえて働く意欲を心底から起こさせる、という心の「革命」を起こさせるものである。
経営計画書こそ、まさに「魔法の書」と言えるものである。
(中略)
目標は「その通りにいかない」からこそ必要です。
それは、社長の考えとお客様の要求との食い違いを社長に教えてくれるものだからです。
目標と実績との差の意味するものを読み取って、誤りのない方向を見つけ出すことが重要です。