利益計画を作ろう③
利益計画は経常利益から設定する!ということは、前回の記事で書かせていただきました。
では、その経常利益はいくらにするのがベストなのか?というのが今回のテーマです。
経常利益の使い道は
①税金(約30%)
②借入金の返済
③貯金
こんな感じになるかと思います。
切っても切り離せないのが税金です。
この税金も考慮して目標経常利益を設定してみてください。
具体的に経常利益の設定をいくらにするか?その方法は4つ。
①借入金返済額
②社員1人あたり利益
③黒字が継続している場合
④赤字が継続している場合
私の立場から提案させていただくのは①が多いです。
借入金の返済は、税引後の利益から捻出しなければいけません。
そのため、1年間に返済予定の金額は、必ず税引後の利益で賄わなければならないのです。
例えば、毎月50万円返済を1事業年度となると、600万円の税引後利益が必要になります。
その場合、600万円を70%(100%-30%)で割り戻すと
600万円 ÷ 70% = 約860万円
経常利益として必要なのは860万円になります。
借りたものは返す!これ、常識です。
そのために稼がなければいけない利益は?という考え方です。
借入金返済額は経費ではありません。
なので、税引後の利益を稼がなければならないのです。