月次決算書と経営計画書が商品です。

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必要売上高を計画する

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目標粗利益率を設定して、必要売上高を計画します。

 

粗利益率とは、売上高に占める粗利益の比率をいいます。

 

設定方法

  1. 過去2~3期の実績を参考に決める
  2. 全く新たに目標設定する

 

計算式

必要売上高 = 粗利益 ÷ 粗利益率

 

会社によっては商品ごとに粗利益率が異なることがあります。

 

この場合には商品ごとに粗利益額を決定し、それぞれを、それぞれの粗利益率で割って売上高を計算します。

 

この数字は単なる目標ではありません。

 

会社が存続するため、生き残るために必要な数字なのです。

 

実現可能とか不可能とかを議論することは無用です。

 

どうやって成し遂げるかにだけ焦点を合わせるのです。

 

これが利益計画を作成する意義です。

 

 

 

税金を納めたくないから保険や消耗品などで無理やり経費を作って利益を圧縮することは正しい行動でしょうか???

 

会社、生き残れますか???

 

生き残るために必要な数字を実現することを優先させましょう!

必要利益を計画する

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必要利益は逆算で計算します。

 

計算式

 

必要利益=

経常利益+営業外損益+内部費用

 

です。

 

利益計画で一番重要なことは、経営者自身がいくらの粗利益を稼がなければならないのかを知ることです。

 

あとは、それを成し遂げるために必要な売上高を計算すればいいのです。

 

 

なので・・・粗利益率を把握してないと、利益計画は計算できません!

減価償却費を計画する

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固定資産(建物、機械装置)は、すぐ消耗するものではなく、使用頻度や時の経過とともに、価値が減少していくものです。

 

減価償却費は、金銭の支出を伴わない費用ですが、資金運用に連動させるために独立して表示します。

 

内部費用を計画するは、以上4つです。

  • 人件費を計画する
  • 未来費用を計画する
  • 一般経費を計画する
  • 減価償却費を計画する

 

合算して固定費が決定されます。

 

この固定費を粗利が上回れるか?

 

固定費の計画が少なければ、利益は出やすいのは当たり前のことですよね。

一般経費を計画する

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旅費交通費、交際費、地代家賃などの経費科目です。

 

  1. 過去2~3基の推移を参考に、物価上昇などを考慮して総額を前期の何%アップとする
  2. 1つひとつの勘定科目ごとに計画し、それを合算する

 

以上2つの方法があります。

 

人件費も経費も、決算期末により近い月次の数字を基準としてください。

 

1年間の平均で計画すると、実態とずれた計画となりやすいです!

未来費用を計画する

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未来の自社に利益をもたらすために、必要な経費です。

 

試験研究費、広告宣伝費、教育費、市場開発費などがあります。

 

未来費用と一般経費とを区別して計画するのは、会社を維持するための費用と、未来の粗利益を稼ぐ費用とをしっかり区別し、戦略的に使ってほしいからです。

 

 

 

日々の経費のみ計画していませんか?

自転車操業的な計画では未来が見えません。

未来費用という考え方を持ちましょう!