使命感と経営理念って何が違う?
経営計画書の根幹は使命感と経営理念です。
では、使命感を経営理念とは???
使命感
- 社長の経営哲学の根幹であり、会社の使命や目的を指す
- 社員やお客様に共有されるもの。社長1人の野心や夢だけが前面に出た独りよがりのものではいけない。世のため、人のためという志がなくては社員にもお客様にも共有されない。
- 単純明快に一言で言い切れるものであることが大事。
経営理念
- 社員に語り掛け、共有するもの。
- 使命感を社員一丸となって追い求めるべき理由となるもの。
- 『儲かるから、商品が素晴らしいから』という表面的なものは共感されず社長の人生観・使命感・哲学に直結することが重要。
使命感は相手がおり、外向きのものです。
そこには公共性、社会性が必要です。
経営理念は考え方であり、内向きのものです。
価値基準や根本的な考え。
誰のために何のためにが大切です。
経営計画書が社員の心に革命をもたらすには、使命感や経営理念を自分ごととして共有してもらうことがなにより大切です。社員一人一人が会社の仕事を一生懸命にすることが自分の幸せに結びつくと感じられるようにすることが経営者の責務です。
月次決算書
会社に必要なお金はいくらかわかりますか?
中小企業は持たざる経営が大切です。
その点を細かくご説明させていただきます。
社員が計画に無関心な理由
単に、売り上げや利益のゴールを示すだけの計画には社員は共感してくれません。
そこには共感できる『使命感』や『経営理念』がないからです。
・計画を数字以外で示していますか?
・立てた計画に対して社員が喜んで働いてくれていますか?
・単なるノルマでなく、自分事だと感じてくれていますか?
・社長が言い出したことに社員が納得していますか?
『使命感』や『経営理念』は利他の心があると浸透しやすいです。
自己中心的な発想では他人はついてきません。
あなたの商品を使うことによって、どういった方が喜んでくれますか?
どんな方を喜ばせたいですか?
カンブリア宮殿という番組をよく見ますが、あそこで取り上げられる会社は素晴らしい経営理念を持っている会社ばかりです。
社会貢献する!という理念で会社が動いているため、社員数が大人数になってもブレることなく進化し続けている会社ばかりです。
そんな経営理念を掲げ、社員と共有することが大切です。
数字だけでは人は動かないんです。
経営計画書の作成をお手伝いさせていただきます。
会社を成長させるために必要な2つの計画
経営計画書を作成するにあたって、必要な2つの計画です。
方針編
目標の売上・利益を達成しなければならない理由や会社の戦略・戦術・価値観等をまとめたもの。
諸表編
方針編にある未来像を達成するために必要な数字計画をまとめたもの。
作ればいいというものではなく、使う事の大切さ。
人は忘れる生き物なので、いくら計画書を作ったからといって内容をずっと覚えているものではありません。
使うことによって思い出し、意識の中にすり込むことが重要です。
数字に関しては計画と実績の差を知ること。
そして、そもそもその計画が正しかったのか、前期の数字とも比較し検証を行うことが必要です。
経営計画はチェックが命!
人は数字だけでは動かないので方針と数字のバランスが大切です。
なるさ会計の商品ラインナップです。
これらを使って月次決算や、確定申告についての説明をさせていただいております。
経営計画書作成のコツ
経営計画書を作成するにあたって、注意しなければならないことを簡単に列挙しておきます。
これは、勘違いを生みやすい部分なので、頭に入れておいていただけると作りやすくなります。
1.計画は経常利益から
今期の売り上げ目標をいくらにしましょう!って計画を立てる方が多いと思います。
計画はそうではなく利益からです。
売上を目標にした場合、達成したので広告費を増やそうとか、消耗品を買おうとか、事務所移転しようなどなど、余計な経費を生み出してしまいます。
そうではなく、確保すべき利益はいくらなのか?という点を意識してください。
利益は社員を守るためのコストなのです。
2.計画には前年資料も
今期の計画を作成した後、比較すべきは今期の実績です。
ただ、これだけでいいのでしょうか?
そもそも、計画が正しかったのか?という検証も必要になってきます。
その時は前年度の資料があると、変化がわかりやすく、問題点にも素早く手を打つことができます。
季節的な変動というのは必ずあるはずなので、前年度の数字を参考にしてください。
3.数字はシンプルにざっくりと
計画なのに、何百何十何円まで計画するのは間違いです。
覚えられません!
単位は百万円単位でOK。
そして数字はざっくりと。
覚えられなければ意味がないんです。
今月目標は100万円と、今月目標は1,012,386円だと、印象違いますよね?
経営計画作成をお手伝い致します。
経営計画書が不可欠な理由
経営計画を立てている会社と立ててない会社、どう違うと思いますか?
人間という生き物は目標があるからこそ頑張れる生き物なんです。
会社も同様に、目標があるから成長していきます。
その目標が経営計画というものになります。
高度経済成長期では・・・
極端な話ですが、よほどのことがない限り、誰が社長をやっても上手くいった時代でした。
現代では・・・
低成長が当たり前となり、格段に社長の力量が問われる時代となりました。
現代の社長に求められる能力
①計画性と精密さ
ゴールが明確じゃないとダメなんです!
②大胆な行動力
中小企業はお金が大事。でも、現状維持では衰退してしまいます。
③財務諸表を正確に読み取り、検証し、調整する力
数字でないと成果を確認ができないのに、数字に弱くてはダメです。
①~③を経営計画書で示し、年度初めに社員に伝え、社員個人の志気を高めるのがとても重要です。
経営計画書の作成をお手伝いします。
一番難しい決定とは?
最も大切で最も重要な決定とは・・・
捨て去る
という決定です。
新しいことをやりたいと思っていても、今の業務では手を出せないなんてことありませんか?
優秀な会社は例外なく『捨てる』名人であり、破綻した会社は例外なく『切捨て音痴』です。
まずは業務の棚卸が必要です。
その仕事は社長がやらなければいけないものですか?
その仕事にかけている時間は効率いいですか?
その仕事は外部に投げることはできたりしませんか?
私自身、事務所経営をしていくにつれ、ありがたいことにだんだんと忙しいという状況になりました。
ですが・・・
忙しい=儲かってるというわけではありませんでした。
生産性の悪い業務に時間を費やしていたからです。
そこで、この業務は自分がやらなければいけないのか?
この業務に費やしている時間から計算される時給はいくらなのか?
外部に投げるといくらかかるのか?
この棚卸業務に取り組みました。
その結果、生産性はだいぶ改善され、忙しい=儲かってるという状況に一歩近づいてるのではないかと思います。
まずは捨てる選択を!
そんな社長をサポートさせていただきます。
社長と社員の役割の違い
責任はどこにあるの?という話です。
押し付けるものではなく、自分自身がどういうスタンスなのかをしっかり把握しておくことが重要です!という内容です。
社長の役割・・・『決定』 ※経営は決定なり 一倉定
社員の役割・・・『実施』
社長の責任・・・『利益』
社員の役割・・・『実行』
社長が経営方針を決定し、それを社員が実行する。
方針を決定した以上、利益に責任を持つ必要があります。
その決定が原因で利益が出なかったのであれば、自分自身の役員報酬を削るのが筋です。
社員に押し付けるのは間違っています。
やり方の上手下手で運命は決まらない。
決定によって運命が決まる。
その決定を行うの人は社長です!
社長の立場は重要なんです。
そんな社長をサポートさせていただきます。