固定費がブレる原因
事業構造を把握しましょう!というのが最近のテーマですが、変動費と固定費は毎月、毎年そんなにブレるものではありません。
変動費に変化があるのであれば、事業構造自体が変わっている可能性があります。
固定費がブレるのは?原因は2つです。
自経化されている会社でも、減価償却費を毎月計上している会社は少ないと思います。
なぜなら、決算でまとめて計上するのが慣習となっているからです。
決算月にまとめて計上すると、その月だけ固定費が膨れ上がります。
賞与も同じです。
通常、賞与を支払った月にまとめて経費を計上するかと思います。
ですが、これも支払った月だけ固定費が膨れ上がります。
減価償却費、賞与については、あらかじめ金額が把握できます。
その金額を12分の1にして、毎月の経費に計上しておくのが固定費を膨れ上がらせない方法です。
修繕費については、突発的な経費と思ていただいていいです。
自社ビルを持っていたり、車の修理、エアコンの修理などなど、予期せぬ出費というのは経営していくうえであったりするものです。
この経費についても、過去の実績を勘案して、当期の見積もりを予測しておく必要があります。
その見積もり金額を12分の1して毎月計上。
結果的に修繕費が発生しなくてもいいじゃないですか!利益が増えるだけのことですから。
事業構造を把握しましょう!というのは、変動費、固定費の全体像を把握しましょうという意味も含まれています。
月次決算で固定費のブレが生じないようサポート致します。