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利益計画を作ろう②

利益計画を作成するにあたって、何もない状態で目標を定めろと言われても難しいかと思います。

そこでベースになるのが過去の実績です。

今期がまだ終わっておらず、来期の利益計画を立てようと思ってもベースが無いからと頓挫してしまっている方は、今期の数字を固めてみて下さい。

残り数か月、概算で構わないんです。

9か月経過しているのであれば、今期の数字を9で割ってみて1ヵ月あたりの数字を算出してみるのもいいかと思います。

季節的変動がある場合には、その1ヵ月あたりの数字を1.1倍とか1.2倍にするとかしてみるのもいいかとお思います。

 

ベースができたら来期の利益計画です。

そこで、やってはいけないこと!それは

売上から計画する事

です。

例えば、今期の売上が1億円だったので、もうちょっと頑張って1.1億円の売上を達成しよう!という考えです。

 

利益計画と言ってるんですから、利益(経常利益)から作りましょう!

前回の記事で、事業構造の把握が必要ですと言ったのは、ここに役立ってきます。

経常利益を設定したのであれば、その事業構造から逆算していけばいいんです。

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この未来会計図をサンプルに計算してみます。

経常利益の設定を1000とします。

固定費は前期とさほど変化しないものなので、3100とします。

すると、1000+3100=4100の粗利益額が逆算できます。

事業構造から粗利益率が62.4%なので、4100÷62.4%=6570という売上が算出されます。

 

利益を出すための計画なんです!

利益を大前提にしないとダメなんです。

入り口を間違わないようにしてください。

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汚い字でした(笑)

 

 

利益計画の作成をサポートしております。

narusa-office.jp