未来会計図を活用しよう!
事業構造を知ることが大切ですとお伝えしておりますが、なぜなのか?
数字は具体的なものであり、数字で目標を立てると明確なものになります。
人間は目標があると努力する生き物というのは何度も書いてきましたが、その目標を上手に立てることができれば言うことなしですよね。
そこで事業構造を理解し、活用していきたいと思います。
この会社、利益を3倍にしたいと思っております。
売上高はいくら必要でしょうか?
300と答えてしまったら、事業構造をを理解できてません。
この表をおさらいしますが
売上高 × 変動比率 = 変動費
売上高 × 粗利益率 = 粗利益額
です。
ということは・・・
変動費 ÷ 変動比率 = 売上高
粗利益額 ÷ 粗利益率 =売上高
となりますよね?
簿記を勉強している時代によく感じたことは、表裏一体の関係を把握すること!
この関係を常に意識しておくと、未来会計図がより理解できます。
利益を3倍ということは・・・
経常利益の欄が30になります。
固定費は???
固定費は売上高の増加に応じて正比例して増加するものではないとお伝えしているかと思います。
なので50のままなんです。
50 + 30 = 80
粗利益額は80と算出されました。
では、この80を先程の算式
粗利益額 ÷ 粗利益率 =売上高
に当てはめると
80 ÷ 60% = 133.333
となります。
利益3倍のために300の売上は必要ないですよね?
3倍上げるためには33.333を追加できれば達成となると、やる気湧いてきませんか?
300だと果てしない数字ですが、33であればなんとかなりそうな。
数字は具体的だというのもご理解いただけたのではないでしょうか?
月次決算書で事業構造をお知らせし、具体的な目標設定をサポートさせていただいております。