月次決算書と経営計画書が商品です。

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直接原価計算

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私が受験生時代、税理士試験の受験資格に日商簿記1級の取得もしくは全経簿記上級の取得というものがありました。

この資格以外にも、受験資格となるものはありましたが、手っ取り早く受験資格を得るにはこの資格が必要だったんです。

 

日商簿記や全経簿記では商業簿記会計学、工業簿記、原価計算といった内容を勉強します。

商業簿記は税理士試験で言うところの簿記論。

会計学は財務諸表論です。

工業簿記、原価計算は・・・税理士試験には直接関係がなく、会計士の受験科目なんです。

でも、税理士試験を受けるために工業簿記、原価計算もきっちり勉強しました。

 

受験には関係ないものの、原価計算は月次報告の際におおいに役立っております。

というのも、当職で報告させていただいているのは直接原価計算に基づいた損益計算書だからです。

原価計算の計算方法はいろいろなものがあり、全部原価計算や、直接原価計算、工程別原価計算、組別原価計算などなど。(計算方法はいくらでもあります)

一般的な損益計算書というのは全部原価計算に近いものです。

悪いとは言いませんが、前回ご説明した粗利益率というものが適切な率でない場合があります。

特に製造原価報告書を必要とする製造業にとっては、全部原価計算では変動費や固定費の把握が困難です。

 

変動費、固定費、粗利益率、経常利益など、会社の事業構造を把握しておくことは戦略を立てていくうえで非常に重要です。

直接原価計算による損益計算書で事業構造の把握に貢献させていただいております。

 

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